0歳児の赤ちゃんに絵本の読み聞かせをしても、「言葉も分からないのに意味あるの?」 「まだ早いんじゃないかな」 と思う方もいるかもしれません。
しかし、赤ちゃんは生後3か月くらいになると色や音の判別がつくようになるといわれています。
なので赤ちゃんに絵本を読んであげるなら、イラストがはっきりとしたカラフルなものや、擬音が多く使われているような絵本を選ぶと良いでしょう。
本は親子のコミュニケーションのためにも良いアイテムなので、赤ちゃんのうちから絵本を取り入れてみてくださいね。
0歳児向けのおすすめ人気絵本20選をご紹介!
今回は、0歳児向けのおすすめ絵本を保育士目線で厳選してみました。
おすすめ順で紹介していきます!
じゃあじゃあびりびり
言わずと知れた名作です。
赤ちゃんの初めての絵本として大人気の「じゃあじゃあびりびり」。
シンプルですが、擬音がたくさん出てきて音を楽しむことができる絵本になっています。
見開きに1ページに、1つの音と絵が描かれています。
はっきりした色遣いの絵本なので、赤ちゃんにとって良い刺激になります。
わんわん わんわん
こちらの絵本は、タイトルから想像できるかもしれませんが、動物の鳴き声を楽しむことができる絵本です。
赤ちゃんは視覚は未発達でも聴覚は大人と同じだといわれています。
なので、言葉を音やリズムや響きでるこちらの絵本は、ファーストブックとしてもおすすめです。
動物たちの鳴き声が次々と増えていき、にぎやかになっていきます。
左ページに描かれている動物の鳴き声と、右ページに描かれている動物の絵の配置が同じになっていて、これもまた面白いと思う部分です。
もこ もこもこ
表紙の絵から、「???」と思わせる絵本です。
しかし、大人から見ると「???」でも、赤ちゃんや子どもにしか分からない面白さがたくさん詰まった絵本になっています。
「もこもこもこってなんだろう」と思うところですが、子どもは面白ければ意味など関係ないのです。
子ども独特の世界とこの絵本は、絶妙にマッチしているのかもしれませんね。
谷川俊太郎さんの代表作でもあります。
ぴょーん
かえるが「ぴょーん」と跳ぶだけでなく、ほかの動物たちまでも次々に「ぴょーん」とジャンプを繰り広げていく面白い絵本です。
ページをめくるたびに動物や生き物たちぴょーんと跳ぶ姿が子ども達を楽しませてくれます。
こちらの絵本、「ぴょーん」の音に合わせて赤ちゃんを抱きあげて楽しむこともできるので、親子のスキンシップ絵本としてもおすすめです。
いないいないばあ
日本で1番売れている絵本です。
発売から50年経ってもなお、人々に愛されています。
「いないいないばあ」を知らない人はいないのではないかというくらい有名ですね。
親子のコミュニケーションをとるのにぴったりな絵本です。
0歳児からもおすすめで、お母さんが「ばあ!」と赤ちゃんに笑いかけると、赤ちゃんも笑い返してくれて、一緒に楽しむことができます。
くっついた
「ぞう」や「あひる」や「金魚」がページをめくるとくっついている、そんな可愛らしい絵本です。
内容は繰り返しでシンプルですが、赤ちゃんと一緒に読みたい心温まる一冊となっています。絵本の最後は、赤ちゃんのほっぺにお母さんとお父さんがくっつくのも素敵なところです。
最後の「くっついたー」のときに、お子さんとくっついてスキンシップをとってみると良いかもしれませんね。
ごぶごぶ ごぼごぼ
「ごぶごぶ」「ごぼごぼ」「ぷぷぷ」「ぷーん」など、不思議な音が魅力であるこちらの絵本、イラストも不思議で鮮やかな謎の丸がたくさん描かれています。
大人が見るとは「なんだこれ」と思うかもしれませんが、赤ちゃんにとっては言葉の響きやカラフルな色遣いのイラストが良い刺激となります。
また、ページにしかけとして触ってみたくなるような穴があけられているので、1歳、2歳と大きくなっても長く楽しめる絵本です。
しましまぐるぐる
「しましま」と「ぐるぐる」が交互に描かれている絵本です。
赤ちゃんは「黒色」に反応しやすいといわれているので、黒を中心とした配色の絵本になっています。
また、生後6か月未満の赤ちゃんでも「目や口のある顔の絵」には注目するという点に着目して、この絵本はところどころに顔が描かれています。
赤ちゃんの反応が見たい時におすすめの絵本です。
あかあかくろくろ
あかあかくろくろは、1つ前にご紹介した「しましまぐるぐる」の作者と同じ、柏原晃夫さんの作品です。
この絵本もコントラストがはっきりしているので、赤ちゃんにとって良い刺激を与えてくれる絵本でしょう。
また、しっかりとした厚紙でできている絵本なので、耐久性に優れています。
お子さんが舐めたり噛んだりしても壊れにくくておすすめです。
がたん ごとん がたん ごとん
「がたんごとんがたんごとん のせてくださーい」の繰り返しが楽しい絵本です。
子どもは繰り返される言葉が大好きです。
テンポがよく、言葉のリズムを楽しむことができるので、子どもも夢中になるでしょう。
こちらの絵本はファーストブックとしても定評があります。
ぜひ赤ちゃんにも読んであげたい絵本ですね。
ころ ころ ころ
対象年齢は2歳からと記載されていますが、赤ちゃんにもおすすめの絵本です。
「ころ ころ ころ」は、ストーリーがありません。
カラフルできれいな色玉たちが、ころころ転がってくだけなのですが、このカラフルな色玉が赤ちゃんの目を惹くのです。
子どもはころころ転がるものが大好きなのできっとこの絵本も気に入るのではないでしょうか。
まるさんかくぞう
まる、さんかく、、、ときたら「しかく!」と思ってしまうのは大人の固定概念ですね。
「まるさんかくぞう」と、思いもしないものが唐突に描かれているのが面白いところ。
ぞうだけでなく、ふね、れもん、食べ物、動物、乗り物、様々なものが登場します。
0歳の赤ちゃんには言葉の意味はまだ分からないかもしれませんが、イラストがシンプルで分かりやすいので、ゆっくり語りかけるように読んであげるといいかもしれません。
だっだぁー
表紙の粘土のお顔がインパクトのある絵本です。
「だっだぁー」「だらっ」「だらぁーーー」と読んであげると、まるで自分も赤ちゃんになったかのような気持ちになってきます。
赤ちゃんと赤ちゃん語で会話をしている気分になれるこの絵本ですが、絵本に出てくるカラフルな粘土のキャラクターは、お化けです。
そしてこのお化けたちは赤ちゃんの守り神なのだそうです。
こちらの絵本もファーストブックとしておすすめです。
なでてなでて
「親子でスキンシップがしたくなる」をコンセプトに描かれた絵本です。
この絵本はいろいろな動物たちが登場しますが、最後に赤ちゃんが登場し、「なでて」と言います。
そのため、自然な流れで親子のスキンシップが生まれるのです。
この絵本は赤ちゃんがものを触ることに興味が出てきたとに読んであげると喜ばれる絵本です。
思わず絵本の中の動物たちをなでたくなってしまうそんな一冊です。
きゅっきゅっきゅっ
きゅっきゅっきゅっの響きが楽しいスキンシップ絵本です。
ぬいぐるみのねずみさん、うさぎさん、くまさんが登場し、赤ちゃんと一緒にスープを飲むお話です。
スープをこぼしてしまうぬいぐるみ達に、赤ちゃんが「ふいてあげるね、きゅっきゅっきゅっ」と言いながら拭いてあげるストーリーになっています。
親子で読んでいる時も「ふいてあげるね、きゅっきゅっきゅっ」の場面で、赤ちゃんのからだを触ってあげると良いでしょう。
日頃の食事の時間にも「きゅっきゅっきゅっ」と、赤ちゃんを拭いてあげると喜ぶかもしれません。
おつきさまこんばんは
ネコが屋根の上で寝そべっているとだんだんお月さまが出てきて明るくなってきます。
時には雲が現れてお月さまが隠れてしまったりなど、子どもにとってはハラハラしてしまう場面もあります。
0歳時の赤ちゃんにとっては、お月さまが黄色くはっきりと描かれているので、目を引くことでしょう。
この絵本は、赤ちゃんを寝かしつける前の絵本としておすすめです。
くだもの
まるで本物の果物のようにリアルで、手に取って食べてみたくなるほどおいしそうに描かれている絵が魅力的な絵本です。
対象年齢は2歳~となっていますが、0歳の赤ちゃんでも色を認識し始めた頃から読んであげると良い刺激になるでしょう。
離乳食が始まって、食べ物に興味が出始めてから読んであげるのもいいかもしれませんね。
ももも
絵本を開くと、とにかくもも!!
「ももももももももももも」と、ピンクの可愛いももたちがたくさん登場します。
小さなもも、大きなもも、転がっていくももなど、いろんなももが出てくるため、視覚的に赤ちゃんも楽しめる絵本なのではないでしょうか。
言葉遊びにも楽しい一冊です。
だるまさんが
0歳の赤ちゃんも笑顔にさせると評判の絵本です。
「だ・る・ま・さ・ん・が」と、絵本の中でだるまさんがゆらゆら揺れる場面では、お子さんと一緒に揺れながら読んであげると楽しいこと間違いなしです。
だるまさんが伸びたり縮んだりする場面は、0歳の赤ちゃんも見入ってしまう面白さです。
他にもシリーズで「だるまさんの」や「だるまさんと」などもあります。
おいし〜い
「ころころおにぎり」「ほくほくかぼちゃ」「とろんとろんスープ」など、音が楽しい絵本です。
色々な食べ物を食べて、「おいしい」と笑う赤ちゃんの絵がとても可愛く、読んでいると思わず笑顔になってしまいます。
これから離乳食を始めるお子さんにぜひとも読んであげたい一冊です。
この絵本を通して「おいしい!」を覚えてくれたら嬉しいですね。
まとめ
0歳児の赤ちゃんに読み聞かせをするにあたって大切なのは、絵本の内容よりも絵本の色味や言葉の響きなどです。
しかしそれだけでなく、お母さんやお父さんと絵本を通して”一緒に過ごす時間”が何よりも大切なのです。
お母さんやお父さんに絵本を読んでもらう心地よさを赤ちゃんが感じることができたらそれが一番良いのだと思います。
「まだ早いかな」と思わず、ぜひ色々な絵本を読んであげてみてくださいね。
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