進級や入学など生活面でも大きな変化の大きい4月。
ポカポカ日和も増えてきて過ごしやすい季節ですが、期待や不安など様々な気持ちが入り混じっている4月には、心温まる絵本をお子さんに読んであげたいですよね。
今回は、4月におすすめの絵本を12冊、年齢別に紹介していきます。
春の訪れが感じられる絵本を読んで親子で素敵な時間を過ごしてください。
4月におすすめの絵本【0歳向け】
てんてんてん
「てんてんてん てんとうむし」とリズミカルな音の響きが楽しい0歳児向けの絵本です。
てんとう虫以外にもカマキリやちょうちょうなど春の虫たちがたくさん出てくるので、言葉を覚えるきっかけにもなります。
虫の名前だけでなく、体の特徴も上手に表現しているところがこの絵本の魅力です。
大きなイラストがシンプルで分かりやすく、0歳の赤ちゃんでも興味を持ってもらいやすい一冊でしょう。
てん てん てん (0.1.2.えほん) [ わかやましずこ ]
いちご
表紙のイラストからおいしそうな赤いいちごのリアル感が伝わってきます。
いちごの花が咲いて実がなって徐々に色付いていくところが丁寧に描かれています。
真っ赤に熟したいちごは甘くておいしそうなので、思わず手でつまんで食べたくなってしまうかもしれません。
いちごが大好きなお子さんにぜひとも読んでもらいたい絵本です。
この絵本はロングセラーとして大人気の「くだもの」の作者、平山和子さんの作品です。
4月におすすめの絵本【1歳向け】
ちょうちょうひらひら
絵がピンクやオレンジなど暖色系なので、ページを開いただけでもほんわかと暖かさが伝わってくる絵本です。
ちょうちょうがひらひら飛んできて、動物たちにとまると、みんな嬉しくなってにっこり笑顔になる心温まるストーリーです。
文も短くシンプルなので、1歳児におすすめです。
ぽかぽか
絵本のタイトルの通り、春のぽかぽか陽気を感じられる一冊です。
「おきてくださいー!」という声に、お花や虫、動物たちがみんな目を覚まし、楽しくピクニックをするストーリー。
絵本を読みながら春の暖かさを感じ、気持ちまでぽかぽかになれるそんな絵本です。
4月におすすめの絵本【2歳向け】
はるかぜさんぽ
主人公の女の子がお気に入りにワンピースで春のお散歩に行き、春の植物や生き物たちに出会うお話です。
水彩で描かれたパステルカラーのイラストが、春の雰囲気を上手に表現しています。
絵本を読んだ後は思わずお散歩に出て春を感じたくなってしまうかもしれませんね。
この絵本は「おさんぽ」シリーズの第4弾で、春以外にも夏・秋・冬全ての季節があり、どれも人気の作品です。
うさぎのおうち
春の訪れと同時に、うさぎさんが自分の家を見つけるために出かけるお話です。
お家探しの途中で様々な動物たちに出会い、最後には自分にぴったりの家を見つけることができます。
ふわふわで可愛らしいうさぎのイラストは、絵本の挿絵で有名なアメリカのガース・ウィリアムズさんが描いたものです。
うさぎの毛並みまで伝わってくる優しいタッチで描かれているので、見ているだけで暖かい気持ちになれますね。
4月におすすめの絵本【3歳向け】
14ひきのぴくにっく
大人気の「14ひきシリーズ」、いわむらかずおさんの作品です。
14ひきのぴくにっくは、春をテーマにしているため、4月に読むのにぴったりですよ。
キャラクターはねずみで、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、そして10匹の子ども達から構成されています。
自然の美しさを感じながら、春の生き物や食べ物などたくさんの発見がある一冊です。
わたしのワンピース
うさぎさんの真っ白なワンピースがお花畑に行くと花柄ワンピースに!
鮮やかな色合いと可愛らしいお花のイラストが春にぴったりの絵本です。
1969年に作られたロングセラー絵本なので、親世代でも知っている人も多いかもしれません。
「ラララン」「ロロロン」など、心地良い言葉のリズムが子どもを楽しませてくれますよ。
4月におすすめの絵本【4歳向け】
ピヨピヨ もりのゆうえんち
ヒヨコの5兄弟が家族で森の遊園地に出かけるお話です。
明るく幸せな家族の様子が描かれていて、見ていてほっこり優しい気持ちになれる一冊です。
イラストも細かく丁寧なので、絵本の中の遊園地に引き込まれてしまいます。
お話の中に出てくるお弁当がとっても美味しそうなので、読みながら食べたくなってしまうかもしれませんね。
たんぽぽ
「たんぽぽ」は「いちご」と同じ作者、平山和子さんの作品です。
普段何気なく目にしているたんぽぽですが、その生態について詳しく知っている人はあまりいないのではないでしょうか?
この絵本では、たんぽぽについて詳しく知ることができます。
お子さんと一緒に読んで「たんぽぽってこんな花だったんだね」と一緒に楽しく学べると良いですね。
また、絵本に出てくるたんぽぽの根っこは、実物大で描かれていますので圧巻です。
4月におすすめの絵本【5歳向け】
じっちょりんのあるくみち
絵本に出てくる主人公たちは、団地の隅に住んでいる小さな「じっちょりん」という家族です。
じっちょりんは花や葉っぱを食べて生きている生き物ですが、種だけは食べずに集めておきます。
その集めた種を人間が気付かないアスファルトの隙間や電柱の根元に植えていくというストーリーです。
道端に咲いている花や草を見たら思わず「じっちょりんが植えたのかな?」と想像力が膨らみます。
はるがきた
「もうすぐ春が来るはずなのになかなか来ない…。それなら自分たちで春の景色にしてしまおう!」という斬新な絵本です。
灰色の街をペンキで色鮮やかにしていく行動力は読み手を明るい気持ちにしてくれるでしょう。
「ないものは作ればいい」といった発想力やポジティブな考え方が魅力的な一冊です。
はるがきた/ジーン・ジオン/マーガレット・ブロイ・グレアム/こみやゆう
4月の絵本を選ぶコツやポイント
4月に読んであげたい絵本を選ぶ際に大切なことは、春という季節が感じられるかどうかです。
もちろん4月だからと言って必ずしも春らしい絵本を選ぶ必要はありませんが、
- お子さんに季節感を感じてもらいたい
- 春の植物や生き物を知ってもらいたい
という目的があるなら、ぜひとも春が感じられる絵本を選ぶと良いでしょう。
その上で今回紹介した絵本を参考に、お子さんの年齢に合ったものを選んであげる必要があります。
4月は寒い冬が明け、若葉や木々たちが芽吹き、様々な虫が活動を始める時期です。
子どもにとっても多くの発見があったり、外遊びを通して好奇心が育つ季節でもありますので、絵本からもたくさんのことが学べると良いですね。
4月は春の訪れが感じられる暖かみのある絵本を選ぼう
今回は子ども達が楽しめる4月におすすめの絵本を全部で12冊紹介しました。
4月にぴったりの絵本には、春の植物や生き物のことなどが描かれているものが多いため、子どもに季節の変化を知ってもらう機会にもなるでしょう。
お子さんの年齢に合った4月の絵本を選んで、春の訪れを感じてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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